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刺繍・リメイク服作家rocoの子育て日記

刺繍、服作りの事、2人娘を子育て中の出来事、思いを綴った日記です。

祖母の生き様から感じる事〜ものへの思い〜

祖母は、何でも壊れたら自分流に直して使い続ける人です。

ダイニングのイスの板面がはずれた時も、針金でぐるぐる巻きにして固定する。

コタツの上に私達が乗って遊び過ぎて壊しては、また針金でぐるぐる巻きにして固定する。

あまりにワイルドな見た目と詰めの甘さで
刺さったりまた壊れたりと危険も伴いますが、
一回壊れたくらいでは捨てたりしません。


毛糸で編んだ服も、ほどいて毛糸玉を作り、
コタツ掛けに編み直したり、ベストを作ったりしていました。

物の無い時代、更に田舎の山の中に暮らし、
ある物をいかに活用して生きるかを考えて作り出していく事も、祖母にとっては当たり前の事。
私は31年前に産まれ、大量生産大量消費を善とする世代の親にも育てられました。

相反する価値観が家の中に居合わせましたが、
祖母の、物を大切にする姿が今でも私の心の中に大きな存在として占めています。


便利で、欲しいものがすぐに手に入る時代に産まれた私達きょうだいを見て祖母がよく言っていた事は、

「最近の子どもはわがままじゃのう」

別に批判するでもなく、感想として言われていた感じでしたが、大人になって祖母の育ちを聞いたり、昔の人達の暮らしを伝え聞いたりすると、そう思われるのも分かる気がします。
最近の子どもは
「キレやすい」
というのも、通じるところがあります。

今の時代、容易く手に入る色々なもの。でも、その与えられたもの達が、どんな原料から、どんなところで、誰がどんな思いで作ったものなのか
そんなストーリーを知る事も思う事も無く、何も感じずにただ消費する。

その、「知らないし知ろうとも思わない」「感じない」ことこそが、現代人の孤独感と独りよがり、わがままと感じられることの元なんじゃないかと。

妊娠、出産をきっかけに、色々な事に敏感になってきています。匂いや味は、つわりが終わって出産が終わっても敏感なままです。
食べるものひとつとっても、どこでどんな風に作られたのか気にするようになりました。
子どものいのち、からだを直接つくりあげるものだからということもありますが、色んな事を感じやすくなっているのは大きいです。

自分の心の事も体の事も、大切にしたくなりました。
出産する事で、先祖から自分を経て子どもへ
いのちがつながる事を感じたからかもしれません。自分も大切な存在なんだと。
そして全てはつながっているんだということに気づきはじめたから。

大量にものが溢れている時代だからこそ、物を大切にするための工夫として、

本当にほしいものを選ぶ。
そうでないものは買わない、もらわない。

シンプルだけど私にとっては難しい課題です。

次回に続きます。